ホームホーム長野屋に関するお知らせ<《破魔弓を飾る意義とは》
 

《破魔弓を飾る意義とは》

破魔弓の弓には武勇を表し、邪気をはらい目に見えない精霊を退散させる力があるものという意味と人間には知ることのできない方向と距離を判定する占いの用具としての意味があります。また読んで字のごとく「弓で魔を破る」という意味もあります。

こちらに関係して平安時代から伝わる「鳴弦(めいげん)の儀」というものがあります。これは弓の弦を強く弾き鳴らすことによって、魔除け・邪気払いをするという大変意義深い儀式です。今日の皇室においても、お子様が誕生して7日目に「読書・鳴弦の儀」が行われています。

このように縁起物として伝えられてた「破魔弓」はいまも変わらず受け継がれ、男児の正月には、雄々しく、力強く、健やかに育てとの願いをこめて飾られています。

s_DSC_4514